2018/01/19

get は微生物?

今回は get のお話です。

さて、次の2文の違いは何でしょうか?

I'll get it.
I got it!


携帯が主流の今では I'll get it.(私が出ます)は死語に近いかも?

最初の文は will があるから未来形で、次の文は got だから過去形...と形のうえではそうなんですが、
では、I got it! が過去のお話かといえばそうではないんです。

I got it!(俺が補ってやる)は野球などでバッターが打ち上げたときに、
野手がボールを補る前によく使う言葉ですね。
もちろん、過去の言葉ではありません。
すでにグラブで収めたつもりで予言的に言っているのか、
はたまた have → 've got → got と変化して、
「持っている状態」の have が got に変わったのか、
理屈は英語話者でもわからないようです。

get は他動詞でもありながら、自動詞としての機能もあり、
動物か植物か、よくわからない微生物のような語と言えるかもしれません。

とにかくたくさんの文例に触れて、
どんな場面で get を使っていくかに注目していくことが、
遠回りのように見えて、確実に get を理解する一番の近道でしょう。

『英語のゴールデンルール』
では、さらに詳しい解説と
たくさんの文例を掲載しているので、
ぜひ読んでみてください。
2018/01/05

語源で覚える英単語 cri

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

2018年の第一回目は語源 cri の解説です。
語源 cri は「岐」のイメージを持っています。


cri は分岐の「岐」のイメージ

cri を語源に持つ代表的な単語は crime です。
crime(罪)に「岐」の直接的な意味はありませんが、
西洋思想では「善から悪を分けて裁く」テーマを考えてきました。
crime にはそのテーマとともに、罪を犯したものとそうでない人たちを
「わける」というイメージで理解すると良いかも知れません。

身近に出産を経験した人がいるなら聞いたことがあるかもしれませんが、
「産後クライシス」の crisis(危機)も cri を語源に持つ単語です。
危機に陥ったとき、その「岐れ目」でどうするか。
そんな意味を秘めた単語のようですね。

『英単語マニア』ではほかにも cri を語源に持つ単語を紹介しています。
単語力をつけるには最適なので、ぜひ読んでみてください。