2019/09/27

確信のある推量 must

must は have to と交換可能と習った人も多いかもしれませんが、ネイティブスピーカーはどちらかというと、have to を使うことがほとんどです。
では、must はどんなときに使うかと言えば、「もしかして〜なんじゃない?」というニュアンスをあらわすときに使います。


You must have the wrong number.(番号をお間違えのはずですよ)

You must have the wrong number. を文法的に説明すると
主語 You
述語 have
目的語 the wrong number
になります。
must はあってもなくても、伝えたい意味「あなたは電話番号を間違っている」は同じですが、must があるとソフトな印象になります。

must が「確信のある推量」を表わすのに対して、maybe(もしかしたら)は「不確かな推量」を表わしています。
似ているようで違うので、使い方に気をつけましょう。

『英語のゴールデンルール』
では、さらに詳しい解説を掲載しています。
ぜひご覧ください。
2019/09/20

語源で覚える英単語 flu

某キャッシュレス決済のCMで「No.1インフルエンサー」という言葉がでてきますが、インフルエンザと関係がありますか?
という質問がありました。



カタカナで書いてありますが、別に和製英語ではありません。
influence(影響)が er(人) とくっついて influencer(影響を与える人)という意味になるのは、このブログの読者ならすぐにわかると思います。
現在では influencer はウェブマーケティングの用語として使われますが、influence の意味がわかっていれば、簡単な単語ですね。

語源の flu には「流」というイメージがあります。
そうすると、ネイティブスピーカーにとっては、influencer は「流行に影響を与える人」というイメージもあるかもしれません。
語源を知っておくと、単語の理解がさらに深くなりそうですね。

influenza も語源 flu を含んでいます。
2つの単語は同じ根っこでつながっています。

そのほかに flu を語源に持つ単語には effluent(流れ出る、抽出物)、fluid(流動性の)、fluency(流暢さ)などがあります。

ちなみにインフルエンザと言えばパンデミックを連想します。
pandemic は pan(すべて)と demos(人々)に由来していますが、「拡」のイメージを持つ pand も意味の解釈に役立ちそうです。
インフルエンサーより影響を与える人をバンデミッカーと呼ぶようになるのかな?

これまで解説した語源学習に役立つ本『英単語マニア』を読んで、英単語のイメージをしっかりと掴んでいきましょう!
2019/09/13

語源で覚える英単語 flict

今回の語源は flict です。
flict には漢字の「衝」のイメージがあります。
接頭辞+flict の型になる単語が多いようですね。


conflict は「衝突する」「矛盾する」の意味

conflict は[con(共に)+flict =ぶつかった]で、「衝突する」「矛盾する」
afflict は[af(へ)+ flict =打ち砕いた]で、「ひどく苦しめる」
inflict は[in(にする)+ flict =打ちつけた]で、「被らせる」「罰を与える」

flict はどうやらマイナスイメージの単語しか作らないようですね。
こうしたイメージを持っておけば、完全な意味がわからなくても、文章のなかで意味を類推することができます。

『英単語マニア』では、さらに詳しい解説と単語を掲載しています。
ぜひご覧下さい。
2019/09/06

発音のお話 〜減少と黙字〜

英語の発音で「減少と黙字」と言われても、ピンと来る人は少ないかも知れません。
これまでPV法による解説で、発音の基礎を学んできたわけですが、実は綴りや語句の並びによっては、音がなくなることがあるのです。
たとえば time machine(タイムマシーン)はネイティブスピーカーが発音すると、「タイ・メシーン」のように聞こえるので、日本人には聞き取りにくいのです。


time machine は timachine のように聞こえます

このように〔m〕が続いたときや、鼻音同士の〔m〕と〔n〕が続くと、どちらかが読まれない音、つまり黙字になってしまうのです。

もう一つの「減少」ですが、happen や attack のように、多くは〔p〕 〔t〕の閉鎖音が並んだ場合に起きます。
とは言っても、「音を読まない」ことは黙字と同じです。

ほかにも英語の綴りには know や island など、たくさんの silent letters(黙字)がでてきます。
詳しい解説と単語例は『英語の発音とリスニングの音則』に載せているので、ぜひご覧ください。